【動画編集】テロップのフォントは3種類でOK!【現役テレビ番組編集マンが教える】

【動画編集】テロップのフォントは3種類でOK!
【現役テレビ番組編集マンが教える】

フォントってたくさんあるけど、どれをどのくらい使ったらいいんだろう?

テレビ番組を常日頃から制作している筆者が思うものとして、フォントは「3種類」で十分です!

色とサイズで変化をつけるだけ。

 

近年、テレビ番組を見るより、動画配信サイトを見る頻度が高くなっています。

そんな中、視聴側はもちろん、動画編集をして映像を「見せる側」も非常に増えています。

 

編集の中で「テロップ」のうち、「フォント」も悩んでしまう方も多いと思います。

・どういうシーンで、どういうフォントを使ったらいいんだ?
・プロはどんなものを使っているの?
今回は、上記の動画編集者に多そうな疑問と悩みを簡単に説明していきます。
※あくまで個人の見解です。

動画編集初心者や、ステップアップに悩む中級者の方々の参考になればと思います。

なぜ、動画内の使用フォントは3種類で良い?

Adobeフォントや無料配布フォントなど、今ではユーザが簡単に多くのデザインを取得できます。

幅広い選択肢があり、悩んでしまうところ。

 

しかし、闇雲に動画内にたくさんのフォントを使うと、一見賑やかに見えるようで逆に「素人感」が出てしまいます。

そこで、私が伝えたいのは「動画内で使うフォントは3種類」を意識して編集するということです。

 

なぜ3種類で良いのか?

「色」と「サイズ」でほとんどのシーンを演出できるから

です。

 

それでは、フォントは3種類を使用する中で、「フォント」・「色」・「サイズ」の3つのタイトルで解説していきましょう!

1.フォントは3種類で十分

フォントで3種類で良い?
どんなフォントがいいんだろう?
私が、テレビ番組を制作する上でよく使うフォントは以下の3つ。
①角ゴシック(ヒラギノ角ゴシック)
②明朝体(平成明朝体)
③ポップ体(創英ポップ)
なぜこれらのフォントなのかを説明します。

①角ゴシック

説明やコメントなど「頻繁に出る基本的なテロップ」をして使用します。
ゴシック体は「読みやすいフォント」なので、デザインを考える段階でまず先に選びます。

②明朝体

主に「イメージ」のテロップで使います。
もちろん、コメントにも使用できるので、このフォントも利用頻度が高いです。
明朝体は、
・真面目
・かっこいい
・凛としている…
など、「クール」なイメージが強いように思えます。
ゴシックとは違った存在感があるので、便利です。
これはあくまで筆者の感覚ですが、とても柔軟性のあるフォントなのでオススメです。
迷ったらこれらの選択肢もありだと思います。

③ポップ体

「ポップ体」と書きましたが、「ボケ」や「おもしろ」などユニークさを出すときに使用するフォントなので、
ゴシック体や明朝体と離れたデザインを使います。

「弱い」・「柔らかい」の表現は、ゴシック体や明朝体では表現しずらいので、丸めのフォントを選んでいます。
大体この3つのフォントを選んでいれば、どんなシーンでも対応できると思います。
しかし、フォントだけあればなんでもできるわけではありません。
ここで、色に注目すると、よりシーンにあった演出ができます。
ゴシック体は非常にオススメです。
その他の「明朝体」と「ポップ体」は自分のお好みのデザインを厳選して使うと良いでしょう、

2.実は超重要「色」

動画内の演出で、フォントのデザインよりも「色」がもっとも大事だと思います。

以下の画像を見てみましょう。

「色」が与える印象はかなり大きいでしょう。

正直、1種類のフォントを使用し、色を変えるだけで成り立つように思えます。

また、グラデーションを使うと、より立体感や雰囲気が際立つようになります。

3.サイズで強弱をつける

最後に、テロップ(文字)のサイズです。

ここも演出における重要なポイント。

サイズが違うだけで、「見え方」や「説得力」が変わります。

「フォント」や「色」も大きな役割がありますが、「サイズ」の強弱も視聴者への伝わり方が大きく変わります。

まとめ

動画編集のフォントで迷ったときに伝えたい基礎知識を簡略化したまとめは以下の通り。

①フォントは3種類(オススメ:「角ゴシック」・「明朝体」・「ポップ体(丸いタイプ)」)
②シーンに合う色を使う
③サイズの強弱で表現
動画編集初心者〜上級者に使える内容でした。
多くの選択肢がある現在、悩んだ時・もっと編集の効率化をはかりたい時に、もう一度基本に戻ってみるのも良い方法かと思います!